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障がいの壁?

毎週レッスン室に入ると元気に挨拶をしてくれるSくん。この子は3年前から我が教室に通っています。支援学校に通う自閉症と軽度知的障がいの特性を持つ5年生の男の子。Sくんはリトミックのレッスンからスタートしました。個人レッスンの中で、Step4と5のカリキュラムをSくんのペースで取り組んできました。はじめは遊び感覚で通っていましたが、こちらの指導の意図も少しずつ理解し、リトミックの3要素である「音楽を聴く・判断する・表現する」をしっかり学んでくれました。

そして、今年度からピアノに挑戦。元々ピアノに興味があったと保護者の方から聞いていましたが、毎週楽しんでいるのがこちらにも伝わってきます。やはり弾けるようになることが嬉しいようで、弾き終わると「上手だった?」と会話が弾みます。毎回ほっこりした気持ちになり、私もとても嬉しくなります。

今は3月の発表会に向けての練習中。リトミックで発表会に出演していましたが、今年は初めてピアノで出演。ピアノを弾く時の集中力にはビックリします。自分で弾けそうと思うと、私が見本で弾いている手をどけて、一人で弾くと意思表示。私はSくんのやる気を尊重し、静かに隣で聴いています。

障がいのある方への配慮は必要だと思います。でも障がいの壁はありません。我が教室では誰もが居心地がいいと感じてくれること。それを一番大切にしていることです。

あと一か月。さらに上手になるであろうSくんの逞しい姿が輝いています。本番も楽しい充実した時間になるよう願っています。

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